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平和ウォーク―山宣「葬送の道」を歩く

 2017-11-30 掲載
  国民救援会葛飾支部主催(協力・東京山宣会)
 2017 秋の歴史・平和ウォーク―山宣「葬送の道」を歩く
  ミニ学習と錦秋の本郷通りを49人がウォーク(11/20)
2017_11_20山宣を歩く(集合写真) 

 今年(2017)の夏、救援会葛飾支部の野島英夫支部長と小松伸哉事務局長より「11月20日に<山宣葬送の道を歩くミニ版ウォーク>を企画している。東京山宣会の皆さんに協力して欲しい」との申し出がありました。
 この要請に応えるため、東京山宣会事務局では、@当日の講師の選定 Aウォークのコース取り Bミニ講演の会場の設定などを引受けて協力しました。

 11月20日当日は49人が参加。東京山宣会はじまって以来の最高の参加者でした。一行はまず、本郷3丁目の出版労連会議室で「”やません”と呼ばれた男―歩んだ道・葬送の道」と題するミニ講演(藤田廣登副会長)を聞き、山宣の生い立ちから右翼の凶刃に倒れるまでの生涯、そして、山宣ゆかりの「葬送の道」の概要を学習しました。
講演「”やません”と呼ばれた男―歩んだ道・葬送の道」(講師:藤田廣登副会長)

 
 そのあと参加者は、コースガイド役の藤田氏から、山宣ゆかりの場所の説明をうけ、資料と現地を食い入るように見ながら、「東大仏教青年会館(本郷3丁目) 〜東大法医学部解剖学教室(東大赤門) 〜東大基督教青年会館(現東大YMCA)」までを、紅葉の始まった銀杏並木を1時間かけて歩きました。
 (写真上) 広大校内、赤門前で藤田氏の話を聴く
 (写真下) 東大YMCA前で藤田氏の熱弁を聴く 
 東京山宣会が用意した資料は、@東京山宣会が用意した葬送の道地図、「山宣ってどんな人、A「”やません”と呼ばれた男―歩んだ道・葬送の道」、B山宣葬送を描いた矢部友衛の「労働葬」と当時の写真などのビジュアル資料、の3点で、好評でした。
 国民救援会のルーツは、1928年4月に労農党代議士・山本宣治も呼びかけ人となって結成された「解放運動犠牲者救援会」にあり、3・15事件の弾圧犠牲者救援から運動が開始されました。救援会運動と山本宣治らの闘いが歴史的に結びついていたことを知り、山宣を身近に感じた、という感想が多く聞かれました。
 また、国家機密法、戦争法、共謀罪の強行の安倍政権の下での闘いと当時の闘いを結びつけて、山宣が治安維持法反対に命がけで闘った時代とピタリと重なる部分が多く、時宜にかなった意義ある「2017年秋の歴史・平和ウオーク」となりました。 
 (小川 洋夫・東京山宣会事務局長)   


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